::紅葉くん::











もう



きみを何の躊躇いもなく


抱くことができる





もう


きみを抱き締めることが普通に出来るのに…






なのに…







きみは僕を見てくれない


きみの好きな人は僕じゃないから










神様……





もし



一つだけ願いが叶うなら


彼女が僕を見るようにしてください







叶わない願いを


         僕は願う






"キセキ"を信じて











ねぇ。



僕の方が絶対きみをシアワセにする自信があるよ………






自信が………あるんだけどなぁ。































::透君::












『お母さんが好きじゃないのかよ!』







そうです


好きだったはずなのに…







そう思えば

消えてしまいそうな私とお母さんの絆をつないでくれると思ってたから











お母さん…


私はどうしたらいいのでしょうか









目蓋を閉じればいつもそこに居た貴女が居なくて





代わりに貴方が居た








お母さんは…許してくれるでしょうか










私のこの気持ちを









許してくれるでしょうか







貴女を裏切るようで

        申し訳ないこの気持ちを








許してくれるでしょうか








憂いや同情
     哀れみや肩入れなどではない









本当の彼への愛(オモイ)を…











ごめんなさい。好きで




ごめんなさい。好きになってしまって











どんな事実を知っても




嫌いになれないの





好きで好きで……



仕方ないんです………































後書き――――
はい。こんにちは。(え
今回は、二つ続けての詩です。
題はあえて無いです・・・・うそです。ごめんなさい。
なんか、題付けれなかったので、無いです。ごめんなさい。
いかがでしたでしょうか。
もみっちのは、19巻を読んで書いたんだと思います(えっ
透君のは、20巻読んだときに書きました。
いやぁ〜。切ない。こんな感じがすきな狸でした〜v
感想、リクエスト。お待ちしておりますvv
2006/10/12///作:狸