いつからだろう。
貴女のことがすきなのは・・・・


いつからだろう。
貴女のこと苦しいぐらいすきなのは・・・・


いつからだろう。
貴女の傍にずっと居たいと思うようになったのは・・・・・





遠い

遠い昔のことで すっかり忘れてしまった





嗚呼夜一様。



貴女は今どこに居ますか?








Cat and Bee That's something that happened in the distant past. version:bee
貴女に始めてあった日のことを 今も鮮明に覚えている私が居る 「梢綾(シャオリン)。あの方はいずれ、『刑軍』の長になる方だ。」 あの時、父に連れられて見た貴女の姿。 とても綺麗で、とても凛々しかった。 私はあの方の傍に行くんだ・・・・ 私は貴女だから、あの場所に行こうと思った。 貴女だから、傍に居たいと思った。 入団できたとき、本当に嬉しかった。 貴女の傍に少し近づいたと、本当に思うことができた。 貴女と、初めて話をしたとき、心から幸せに浸れた。 「この砕蜂。これから心身のすべてを奉げ、軍団長閣下をお守りし―――」 「おいおい。『閣下』は止せ。もっと砕けて呼んで良いぞ。」 「めっ!滅相もごっございませんっっ」 「・・・・・・」 貴女が、複雑そうな表情をしたので、私は、恐れ多いながら、そう呼ぶ様にしたのだ。 「では・・・・夜一様と・・・・お呼びしてもよろしいですか?」 貴女と、話ができて、本当に私は幸せだった。 幸せすぎて、もう、死んでもいいと思ってしまった。 貴女だけが、私を幸せにできるのです。 これは本当ですよ。夜一様。 私は、夜一様によくしていただいて、仲良くなることができた。 それは私の人生の中で、一番嬉しかったことだ。 「砕蜂〜!」 「夜一様・・・どうしたんですか?」 私は夜一様に呼ばれ、夜一様の方へ行く。 「あれ!取ってくれぬか?」 「あれ・・・・ですか?」 あれくらい自分で取れるだろうに・・・・ 私は夜一様よりも、背が低かった。 否。今も低いか。 私に、夜一様は高いところにある、箱を取れともうせられた。 私は、何故お取りにならないのか、不思議な気持ちを抱きながら、箱を取る。 丁度、足元には、私が箱を取るために用意されていたような台があった。 「っと。これですか?」 「そうじゃ。ご苦労。」 その箱は、小奇麗に、包まれていた。 私はその箱を夜一様に渡して、台から降りる。 「なんですか?それ・・・・」 「おぬしへの進物じゃ。」 「しっ進物ぅ!!!!????」 驚いて、叫んでしまった。 よっ夜一様からの・・・・おっ贈り物っっ!!!! 「お主、この前誕生日だったじゃろう?」 「はっ・・・はいっ!」 夜一様は、箱を私のほうへ向けた。 「それに、儂にもくれたではないか。そのお返しじゃ。」 「めっ滅相もございませんっっ!!・・・それに私如き・・・」 私は下を向いた。 夜一様は悲しそうな声と少し怒ったような声を混ぜて云った。 「受け取ってくれぬのか?」 「エッ!!?」 「先ほどのお主の話を聞いていたら、そう思うであろう?ほれ。持っておき。」 「・・・・・」 私が黙ったままで居ると、今度は、すねたように云った。 「儂が渡す物はもらえぬのか?」 「そっそんなことありません!!」 私は、袴で、手汗を拭いた。 「ちょっ頂戴しますっっ」 「よし!ほれ。誕生日おめでとう。砕蜂」 「・・・・・・ありがとうございます・・・・」 大好きな人に誕生日を祝ってもらうって云うのは、本当に嬉しいことだと。 このとき知った。


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